Photo Diary

超昔のSFというか、筑波大学病院のあのラブホ感というか、とにかくあまり気持ちが休まらない色だったけど自分の高揚感だけは表現できていた空間であった。

今私はボルドーに住んでいますが、この街は街ごと世界遺産です。どこを見てもこんな”ヨーロッパ”らしい景色で思わず写真を撮ってしまうのですが、”ヨーロッパらしい”って具体的にどういうことなのかなと思います。知識ではなく自分の言葉で、なんて言おうかしらね。

フランスの街が一番美しくなるのは夜かと思っていたのだけど、実は15時くらいの時間帯が私は一番好きです。日の出の遅いボルドーでは文字通り「朝を迎える」ことができるので、日の出から15時までが私にとってのゴールデンタイム。この時間帯の外がまた最高なんだけど、町並みの写真ばかりではつまらないだろうから、日のさした棚の一角でも載せておくよ。

​

何を隠そう女子は免れることのできない生理の話だけど、フランスに来て早々”やってきた”ことに焦りまくってたら、ランドリールームに（多分）無料のナプキンとタンポンが置いてあって感動。女であるだけでこういう出費があるのは不公平よなって思ってたけど、なんだかこうやってプレゼントをもらったような気がしてむしろ嬉しい日〜

あれ一昨日とか5日前とか一週間前とかって何してたっけ（いや、何もしていない？）と若干自分を責め気味に考えてしまうのはある種私の癖になっていて、でもやっぱり大事にしたいのは何をしたかではなくて私は何をみて何を感じたかだったよな...と再確認。ま、どうしても思い出したいときにはレシートを見たら一発だよ、笑

現地に来てから言語学習アプリで勉強するのはバカらしいと思っていたけど、人前で失敗する前にアプリにぶつけておくのは精神状態を保つためにも重要。「若いとき私はボルドーで学んでいました」っていうこの構文、私にぴったりで一瞬で覚えたよ。

後輩との二人暮らしもそろそろ終わり。最初はこの12平米の部屋に二人はきついか！？と思ったけど、なんだかんだで楽しかったな。あ、名残惜しくて今日から後輩の作ってくれた料理に関してエッセイを書く「ボナペティ特集」をインスタで始めました。良ければご覧ください。色々まとまったら記事にしようかな。

初めてフランスのマルシェというものに足を運んでみた。野菜や海鮮は安いわけじゃないけど新鮮だったり、手作りのお菓子や絵画、帽子などが並んでいて、日曜日の午前中は毎週こうやって朝活しようと心に決めた。ちょうど川沿いだから朝の散歩がてらにちょうどいいと思うんだ。朝からワインも飲めるし？

大学のオフィスで仲良くなった親切なイタリア人グループに”イタリアンコーヒー”をご馳走してもらった。日本でカフェモカって言うとチョコレートが入っているイメージだけど、イタリアではモカっていう伝統的なマシンで入れたコーヒーのことで、淹れ方が独特！「これは洗礼だからno sugarね」って言われたけど、エスプレッソも大好きだから余裕で飲めてしまったもので、日本人の舌はバグってるのかと思われたよ。

シャワーヘッドの角度がおしい、すごくおしいんだけど、このわずかな差でヘッドから飛び出る水は私の頭を避けて勢いよく壁に打ちつけられることになります。このなんともシュールな状況を一人ではどうにも処理できず、今日まで放置。しかし一昨日仲良くなったイタリア人が何故か留学にドライバーを持参しているようで、貸してくれるらしいです。頼む、どうにかしてくれ〜

日本にいる時からハマっていた漫画がフランス語版で手に入って最高の気分。しばらく気づかなかったのだけど、巻末に吹き出しの読み順が書いてあって、なるほどこれも西洋人からしたら不慣れなのかととても興味深かった。これで口語のフランス語を少しずつマスターしようと思います。

保険のおかげで診察代も処方薬代もUber代もPCR検査代も全部タダなの本当にありがたい。こちらに来て一週間で身の回りを整え、二週間目で友達を沢山作り、三週間目にしてコロナの洗礼を受けるとは。と言っても明日の昼に結果が来るから今からドキドキなのである...。

PCRの結果がやはり陽性だったので無事に隔離継続中です。iPhone曰く湿度は高いようなんだけど体調のせいかすごく乾燥を感じるので、お部屋で洗濯物を乾かしたりフライパンや鍋に沸かしたお湯を注いでみたりと、加湿器無しでいかに加湿するかに頭を使っています。

一人暮らしだからギリギリまで洗濯物を溜めておくのだけど、もう明日着れる服はありませんというところまで先延ばしにした挙句、謎のエラーで洗えないという惨事。まあ留学中のあるあるにでもしておこう。やる気満々で待機用のクッキーまで箱ごと持ってきてたのに、ひどいよ...。

週に1回はバゲットを買うのだけど、今回はあいにくの雨の中でバゲットを抱えて帰りました。（So French）気づいたら包み紙の底が雨に濡れて穴が開いたようで、私が歩いてきた道にはもれなくセサミが・・・。これが、かのセサミストリートかぁって一人で感心して写真撮ってました。

人の寝ている部屋の写真が好きです。変態？いやそれは違うと言いたくて、というのもこの光景を見られるのは（一瞬でも）誰かと一緒の生活を営んでいる時のみで、一人暮らしの様子を独り傍観しているような気持ちになるんです。やっぱ覗き見趣味って変態だとは思う。

​海外に行っても面白いものは面白く、可愛いものは可愛い。初日の留学生ガイダンスから仲良くなったコロンビアの女の子と後輩と私で遊んでいたのだけど、やっぱりこんな分かりやすすぎる”鳥in a row”は万国共通でウケるみたい。すかさず写真に撮っていたもんね。

最近の母は徒歩で通勤しているようで、昨日は綺麗な夕焼け空の写真が日本から送られてきました。「小さく映っている三日月に気づいた？」と訊かれるまでは気づかなかったのですが、実は私も昨日は遠いフランスの地で三日月の写真を撮ってたんだよと送り合うこの感じがとても情緒豊かで、これから月が満ちたらまた送ってあげようと思います。満月の絵柄がここのはどんなものなのか、この目で確かめたくもあり、満月を楽しみに待つ残り11日間です。

フランスでは週末になると時間が止まったのかなと思うくらい静かになります（一週間しかいないので日曜日の統計は今日の分しかありませんが笑）お店はやってないし手続きはオンライン上でも進まないし、なぜかシャワーのお湯も出なくなる（？）。来たばかりだから”普通”がわからないんだけど、とりあえず全部日曜日のせいにしとこ。ああ、やっと一日ゆっくりできて、置いてけぼりだった感情がやっと追いついたよ、久しぶり。

​夜にランドリーに行ったらハリポタに出てくるような深夜の地下鉄並みに気味悪くて気分まで悪くなっちゃった。しかも閉館時間間違えて乾燥機に入れっぱなしの服が一晩閉じ込められてしまう始末。結局翌朝に取りに行ったんだけど服は無事盗まれてなかったし、なんだ、朝はめっちゃ気持ちいいところじゃん！これからは朝に洗濯しにいこ〜

残念ながらコロナでクラブは全部閉まっているのだけど、俺らにはバーがある;) 爆音の音楽やら人の話し声で隣の人が何言っているかも分からないカオスなんだけど（クラブと同じ、踊ってないだけ）、この混乱の中で自分の中途半端な英語もごまかされろよと願って乾杯しました。

今日は学生主催の街歩きツアーに参加したのだけど、初めて入った路地には日本語が結構溢れておりました。しかし懐かしさを感じるのは束の間、「極度乾燥（しなさい）」を想起させるほどのあまりにもひどい日本語”訳”でいっぱいだった（Hot がセクシーになっているのは一番面白い）。しかし日本でだってcaféがcafèになってたりするんだし、どこもテキトーでいいよな〜

ここに来てからトマトパスタが楽すぎて毎日作ってます。「同じ色のものは食べ合わせもいい​」って気付いた人まじでかっこいいなと思うのですが、パスタが赤いせいで毎日赤ワインを飲むはめになってます。ちなみにこれはカレロニっていうパスタの種類で、本当は具を筒の穴につめるみたいなんだけど、手際悪すぎるせいかこうなった。

石畳にやられて一週間で壊れたお気に入りのパイソンブーツがやっと修理されて帰ってきました。街の人々は英語があまり通じないから頑張ってフランス語で話してみるんだけど、人の優しさ：自分のフラ語力＝8：2でなんとかコミュニケーションができていることに今日も感謝。パイソンブーツもちゃんと修理されてるのは通じている証拠！

​なんと言えばいいのだろうこの感じ、窓からの景色がいつも美しくて、つい窓からの景色が見える席に座ってしまうのだけど、他にはないこの感じ、なんなんだろうなぁ。ボルドーは何時になっても楽しそうな人たちでテラスがいっぱいで、人生楽しんでる人ばかりだよ。

フランス人ってバゲットのイメージが強かったのだけど、ガレットのようにクレープもよく食べられるんだよね。スーパーでおばちゃんが焼き立てのクレープを売ってたり！せっかくなのでミックスを買って作ってみたのですが（牛乳を買ってからQOL高め）もちろんんまい。クレープってこんなに手軽なものだったのね！早速クレープのレシピ本を買って食事用のクレープとかも試す〜

コロナで届くのに時間がかかるはずなのに、早速家族から手紙が来ていた。私の大好きな『星の巡礼』が沢山引用されていて、特に最後の「サンドウィッチはこの世で一番おいしい食べ物のように思えた。なぜなら、私は生きていたから。」というところで泣けてしかたなかった。ははは読んでないと意味わからないよね。

せっかく来たなら色々なチーズを試してみようぜと今回買ったのはこちらのミモレットチーズ。何もわからずとりあえずボロネーゼに入れてみたら無味無臭だった〜とインスタで呟くと心優しい知識人が生で食べると美味しいと教えてくれたのでそれからサラダと一緒に食べています。なんだ、ドレッシングの代わりになるくらい味濃いじゃん君〜ちなみにフランス語でドレッシングは通用しないの、ビネグレットって言うんだってさ。

本好きとしては最高の場所を見つけてしまった。最初はそこまで期待してなかったのだけど、入るなり意外と広く奥まで続くお店の雰囲気がなお隠れ家的で、ため息...。全て横積みなのが良いよねって友達が言ってて、あ、それかって思った。この辺りは古本屋が多いし古本屋台もあるんだよ。今日は画集を買ったんだ。

今日は初めて蚤の市へ。日本ではあまり感じなかったけど、ああこれは確かに”蚤”の市と言いたいわけだ、と思ってしまった。ボルドーには意外とアジア人が少なくて、街で声をかけられるとしたらまずはどこから来たのか尋ねられます。見た目では判断できないのに、日本人か中国人かで反応が全く異なってしまうのは少し怖い話である。