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妄想一人語り


雪国におでんが無いなんて

遠いエストニアの地でおでん屋を開く



 エストニアみたいな寒い国におでんが無いのって不思議に思うんだ。ちょうど私は3月からエストニアに留学する予定だから、今は友人と二人でエストニアにおでん屋を開業する計画を立てているところ。計画では5年くらいの準備期間を経てオープンする予定かな。最初は調査が必要で、そもそもなんでおでんが無いのかっていう理由がもしあったら知りたいし、飲食業をやるのにどんな資格が必要なのかとかも調べないといけない。他にも土地探しとか、やることは山ほどある。あと今は友人と2人で進めてるけど、2人だけじゃできないから、やりたいって言ってくれる仲間を集めるんだったら5年はかかるかな。


 海外で日本食店をやるのって結構大変だと思うの。材料が日本の2,3倍するし。だから、一緒にやる友人は日本のおでんをそのまま輸入したいみたいなんだけど、私はどっちかというとローカライズさせたいっていうか。大根は多分売ってないからカブにしたり、練り物は作るのが大変そうだからソーセージとかロールキャベツとか、もう少しヨーロッパっぽいのが良いかなって。数年前アメリカに留学していた時、せっかく振る舞った肉じゃがのしらたきを、目の前で吐かれたことがあるの。食感がどうも良くなかったらしく、私にはそれがとても印象的で。だから、おでん屋をやるとしてもその国の文化は壊せないし、その文化に合わせてクリエイティブにやりたいと思ってる。


 おでん屋をやろうと思ったきっかけは、今一緒に構想を練っている友人からのお誘い。その子はもともと北欧に移住したくて、移住するためにおでん屋さんをやりたいって言ってたの。向こうにはおでんがないし、「寒いのにおでんがないなんておかしい!」って。それで私もおでんはめっちゃ好きだから、やりたいって言って意気投合。海外に移住する手段としての、おでん屋。私はどうしてもね、職業より暮らしを大事にしたいの。仕事もバリバリやりたいけど、それは必ずしもオフィスに出勤してって感じでもなくて、リモートワークでそれなりにメリハリよくやって、仕事が終わればさっと暮らしに戻れるみたいな暮らしが良い。



 もちろんおでんも好きなんだよ。おでんの出汁とお酒を一緒に飲む”出汁割”っていうのがあるんだけど、もうずっと飲めるくらい美味しいのよ。私はこの価値を、エストニア人にも知って欲しい。でも私も友人も、別におでんのプロではないんだよね。おでん愛ってより「この市場におでんなくね」っていう逆の発想から思いついたもので。それで今は一緒に立ち上げを手伝ってくれる人を募集してる。おでん好きなら誰でも。難しいことは考えなくてよくて、おでん好きからの視点で一緒にどんなおでん屋が良いか考えてくれたら嬉しいな。気になる方はいつでも問い合わせください。



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